パチンコ店ではタバコを吸う人が多いですが、タバコを吸って良いことなんて何ひとつ無いです。
私は15年ぐらい前まで1日3箱のベビースモーカーでしたが禁煙に成功しました。
銘柄は『マルメン(マールボロメンソール)』なので1mmとかではなく、結構強めのタバコで中毒性も強いですが、禁煙外来などを利用したわけでもなくやめられました。
この禁煙体験談を今回は書いてみようと思います。
タバコを吸いはじめた経緯
私は中学生から1人でパチンコを打ちに行きはじめたのですが、パチンコを打つためにタバコも吸いはじめました。
当時はまだ暴力的なヤンキーという、いわゆる「不良」が蔓延っていた時代で、未成年でタバコを吸うのはヤンキーぐらいなもんだったかもしれません。
私はヤンキーではなかったですが、14歳からタバコを吸っていました。
中学生にしてパチンカスなので「不良」という意味だとそれに相当していたのかもしれません。
吸いはじめた理由は前述の通り、パチンコを打ちたいからです。パチンコを打てるのは18歳からなのは分かっていますので、18歳以上を装うのにタバコを吸っていたという訳です。
いやいやいや❗️そもそもタバコは20歳以上からでしょ❓ダブルでアウトでは⁉️と、突っ込まれそうですが、そこが中学生の発想でして。。。まさに中二病です。
でも高校生になってからも含めて一度も18歳以上なのかを確認されたことはないです。
老け顔だからなんじゃないの?と思われると思いますが、私は実年齢よりも若くみられがちの童顔なので効果はあったのかも?しれません。
タバコをやめようと思った切欠
当時私はバツイチおひとり様で、仕事が休みの日曜日に草野球をするような社会人でした。
離婚して色々とお金を使ったのもあり車も持っていなかったので、父に車を借り野球場まで行き参加をしていたのですが、そこに幼馴染が新車で颯爽と現れたのでした。
てちゅ「どうしたの?その車?」
幼馴染「禁煙してお金貯めて買っちゃたんだ。」
てちゅ「え⁈マジで⁈凄いな!」
草野球が終わると2人でそれぞれの車でスーパー銭湯に行くのがお決まりコースだったのですが、その日は一旦幼馴染の家の駐車場に車を停めて、その新車でスーパー銭湯に行きました。
その道中、幼馴染から禁煙すると良い事が沢山あるというのを色々聞いて、禁煙を決意したのでした。
「てちゅみたいに意志ヨワな奴には無理だとは思うけどさ、良いことは多いから頑張ってみてよ」
って捨て台詞を最後に言われたのは、今でも忘れません。
タバコをやめると良いこと
幼馴染から聞いたことも含めて、タバコをやめると良いことを、私が良かったと思える順番で書いてみます。
タバコ臭さがなくなる
まずタバコをやめて良いことは、服に付くタバコ臭さがなくなります。タバコを吸う人の臭さは意外とすぐ分かるもので「この人タバコ吸うのか!臭っさ。。」と思います。
妻は煙・臭いが嫌いで生理的に受け付けないです。だからパチンコでも隣にタバコを吸う人がくると「もう隣の人やだ、具合が悪くなる」とやめてしまうぐらいです。
妻と付き合う事になったときは既にタバコをやめていましたが、やめていなかったらどうなっていたか分からないです。多分やめるようにしたのでしょうけども。。
集中力が格段にあがる
タバコ吸いの多くは「タバコを吸うと集中力があがる‼️」と言い張りますが、タバコをやめた方が間違いなく集中力はあがります‼️
私はSEとかプログラマとかいう仕事をしていたので頭を使って集中する必要があるのですが、タバコを吸いたくなる事がなくなったので、持続して長い時間仕事をし続けることが出来るようになりました。
(大学受験の時にこれが出来ていたら、、、)
デスクワークだと、加熱式タバコであっても喫煙所でしか吸えないところが多いと思いますが、タバコ休憩なんてしなくても仕事をし続ける事ができますし、もちろんタバコを吸わなくたって休憩は出来ます。
禁煙をした多くの人が同じことを言っているので私だけではなく大げさな話でもなく、中毒症状がある人ほど集中力が格段にあがるのは間違いないです。
これについては後々の仕事上でも、とても良かったと思っています。
タバコにかけるお金が要らなくなる
月にいくらかかるのだろう?と計算しましたが、そのお金でさまざまな事に使えるようになります。
今は吸わないから余計にタバコにお金を使うのが勿体無いなぁと思います。
その分、何か余計なものを買うのではないのか?と思うかもしれませんが、禁煙しようとする時にタバコの代替で買うものがあったとしても、それはその期間だけのことです。
火の始末の心配がない
当時私は火をつけて吸うタバコを吸っていましたが、火の消し忘れで火事になりそうなことはありました。剣山になっているタバコの吸い殻とかから炎があがっていたりとか。
部屋を出てから「あれ?火消したかな?」なんていうような、余計な心配をする事がなくなります。
健康への悪影響低下
それほど健康に気をつけている訳ではありませんが、タバコを吸って体に良い事がないのは明白です。
てちゅが禁煙できた方法
ここから本編と言っても良いでしょうか?私が禁煙できた方法を書いてみる事にします。
いつからなら無理なく禁煙できるかを決める
流石に明日から禁煙するとはなりませんでした。
1日3箱ペースでストックが4カートンぐらいあったので、これを捨てることは出来ないからです。
もう1つ時期が忘年会シーズンで私は酒豪でのんベェなのもあって飲み会が好きなので、酒の席でタバコをやめられる自信がなかったのがあります。
という訳で、部署の忘年会を予定している10日後の23時59分を最後にタバコをやめる事にしました。
いつからなら無理なく禁煙できるかを決めるということです。
出来るだけ多くの人に禁煙することを宣言する(ココ重要)
当時は大手企業の工場の現場に勤めていて、3年目ぐらいだったでしょうか?職場には喫煙所があったのですが、1日3箱ペースですから喫煙所の主みたいになってました。
部長など偉い人もいて「またいるのかよ?お前ちゃんと仕事してるのか?」とか言われてましたが
「大丈夫です!俺、スーパーエースですからw」と、かなり調子の良いヤツでした(笑)
そんな感じに、喫煙所では違う部署の人もいる中で誰とでも話しをしたのですが、
そこで「オレ、課の忘年会の次の日から禁煙します。オレが来なくなって喫煙所が寂しくなっちゃうけどヨロシクです!」
と高々に色んな人に宣言しまくりました。
忘年会当日にも高々に宣言しましたので、200人以上には宣言したと思います。
でも「どうせすぐ戻ってくるのでしょ?」とか言われはしていました。
とにかく、後に引けない状況を自分から作ったというのが重要なポイントです。
タバコの代替を検討する
私の場合、濃いお茶が代替になりました。
最初はキシリトールガムなどを試したのですが、ガムが異様な速さで減るので、下手したらタバコよりも不経済な感じでした。
職場でも自宅でも我慢する必要があるので、色々試してみたのですか、緑茶?だと結構長く我慢できる事がわかりました。
マールボロメンソールは、辛い感じのタバコなので、しぶいぐらいの濃いお茶をお茶屋さんで色々購入して、職場に急須を持ち込んで飲んでました。
たまに緑茶も飽きてくるので、梅昆布茶とかバラエティを増やしてみたりもしました。
吸いたくなったらお茶を入れ飲むのを繰り返して耐えていましたが、半年ぐらいしたらお茶を飲まなくても吸いたくならなくなりました。
職場の喫煙所に殴り込み
喫煙所がトイレの隣にあったので、タバコの臭いがつくのが少し嫌でした。多少は吸いたくなる要因でした。
そこで、大人気ないのですが、喫煙所のドアを少し開けて
「あーくっせー、こんなところ二度とくるか!タバコやめられてホントに良かったわー」
と毎回言ってからトイレに向かっていました。
(キャラで許されるところはありますがw)
後から「あれ、絶対吸いたいんだぜ。」と私のことを言っていたのは聞こえていましたが、それも想定内でした。でもこの暴挙?も、より一層自分の逃げ道を潰す手段にした1つで、私にとっては重要な要因だったと思います。
敢えて耐える訓練(2ヶ月以降)
当時は殆どパチンコをしていませんでしたが、敢えてパチンコ店に行って1パチをしていました。
平常な状態で耐えられればホンモノだと敢えてタバコが充満している中に突っ込んでいきました。
タバコを吸わない人が喫煙所に行ったって良いのですから、職場の喫煙所に意識して行くようにしてました。
職場の喫煙者「あれ?やっぱりギブアップしたの?」
てちゅ「いやいや、しゃべりにきただけですから。オレはあなた達と違って意志弱じゃないんで、喫煙所に入ってても全く吸いたいと思わないんですよ(強がり)。」
職場の喫煙者「あれ?そうなの?一本あげようか?」
てちゅ「お気持ち、ありがとうございます。大丈夫です。」
私の場合は、人がタバコを吸っているのをみても吸いたいとは思わなかったですが、臭いは嫌いではないので吸いたくなる要素ではありましたので、たびたび訓練をしに行っていました。
火(ライター)を持たない
自販機でタバコは買えるけど火は買えない場合が多いです。
それでもライターは簡単に買う事が出来ますが、タバコがすぐ吸えるような道具を持たないのは効果がありました。
禁断症状
1ヶ月経ったぐらいで禁断症状として、タバコを吸ってしまった夢をみました。
何回も見るようなことはなくて計で2回ぐらいですかね?
「あー吸っちゃったなぁ。。。」と思ったのですが、起きてから
「あれ?(タバコ)吸ったのか?吸ってないよな?火持ってないし。なんだ、夢だったのか。。。」
といった事はありました。
実は3ヶ月経ったぐらいに1本だけ吸ってしまいました。それからは吸っていません。
普段と違う事をすると吸いたくなるのでしょうか?会議で別の拠点に行かなくてはならないことがあって、1都を超えたK県まで遠征に行かなければならない事があった帰りの事で、もしかしたら少し疲れていたのかもしれない?です。
火を持たないようにしていたのですが、コンビニで火とタバコを買って駅から30分ほどの家まで歩いて帰る途中に1本吸ってしまいました。
「1箱ぐらい良いだろう、直ぐにやめられるさ。」といったぐらいの気持ちだったと思います。
でも1本吸ったところで・・・
「やっぱりやめられなかったか。。」
と幼馴染や職場の人たちに言わるのを想像しました。
それを思った瞬間にタバコと火を通り道の林の中に全力投球で投げ捨てました。
それ以来1本も吸ってないです。
その出来事から半年ぐらいしてタバコ嫌いの妻と付き合う事になったので、それ以降は吸いたいと思う事が全くなくなりました。
まとめ
私がタバコをやめるのに一番効果があったのは、
出来るだけ多くの人にタバコをやめることを宣言したこと、だと思っています。
何かをやめたいとき、例えばギャンブルとか、こうしたブログに宣言するのも効果的ではないか?と思います。
やめたい人の参考になれば幸いに思います。
タバコ吸って良いことは何もないです。
おまけ
幼馴染に
「てちゅみたいに意志ヨワな奴には無理だとは思うけどさ、良いことは多いから頑張ってみてよ」
って言われたおかげでやめられたのですが、、、
それから数年経ってその幼馴染とサシで飲みに行く機会がある時に唖然としました。
普通に飲んでいて、しばらくすると幼馴染は何も言わずにタバコを吸い始めたのです。
しばらくは気にもとめなかったのですが、、、タバコを吸っているのに気が付き、
「おい!てかタバコ吸ってんじゃん!」
ってツッコミました。
「あのなぁ!俺になんて言ったか覚えているか?「てちゅみたいに意志ヨワな奴には無理だとは思うけど、良いことは多いから頑張ってみろ」ってよぉ?」
「ごめんごめん、てちゅはすごいな、あれからずっとやめられてるんだもんな。オレさぁ最近仕事が忙しくて、居酒屋に行くときだけ吸ってるんだよね。」だってさw
「しるかよ?!w」
でも、他の人がタバコを吸おうが、自分がタバコを辞められた切欠を作ってくれたことに感謝していますから、冗談で言ったのですけどね。まぁビックリですね!
クソ真面目な幼馴染ですが、結局タバコはやめられないというのが・・・何ともらしくてね(笑)
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