パチンコの回転率はストロークによって変わる

パチンコのストローク論争というのがあります。

強めが良いのか、弱めが良いのか・・・多くの人は「それほどまでには回転率は変わらない」という見解なのでしょう。

再三書いているから言うまでもないですが、私は「ストロークによってパチンコの回転率は変わる」と思っていて、ある程度物理学的に根拠を持っています。

パチンコ台を作りたくて大学受験をしはじめ工学を専攻したわけで、特に物理に興味がありましたが、それらの物理の知識を以ってしても「ストロークによってパチンコの回転率は変わる」と考えています。

多くの人が言う「それほどまでには回転率は変わらない」はさておき、少なくともストロークによって回転率が変わるのか?変わらないのか?の2択であれば「ストロークによってパチンコの回転率は変わる」と断言します。

確率の偏りについての内容をアツく書いていながら断言はしていませんが、この件については断言します。
つまり、客観的に判断をするように心がけている私でも断言するということです。それぐらいに自信があります。

パチンコライターでも見解は異なる

つい最近のことですが、あるパチンコライターの番長実践ライブで、ストロークが見えなかったのでどのあたりを打っているのかを質問したら、私のコメントに答えてくれました。

答えは「それほどまでには回転率は変わらないと思っている」でした。

だいぶ質問からはズレている回答なのですが、このストロークの話題は広がって色々話していただきまして、パチンコのストローク論争はライターでも意見は分かれるとのことでした。
(私は変わると断定しているので意外でした😛)

ただ私の質問は「どのあたりを打っていますか?」なのですが・・・それには大抵は強く打っているとしか答えてもらえませんでした😭

しかし実際に画面で見えている範囲での判断としては、ご本人が強いというほど強くもないとは思います。多分、黄色円の付近ではと。

ちなみに私は、、、撮ったときは入ってないけどこんな感じ。

リゼロ2と同じで、さらに弱いストロークです。

  ストロークによって回転率は変わるのか?

物理学で力の方向性を表す表現として、→このような矢印を使ったベクトルで向きを表すことが多いのですが、(正確には)真円ではないパチンコ玉と接触面が平面ではない釘が、どのように跳ね返るのかを予測するのは極めて難しいです。
つまりは矢印の方向が定まらないということです。


私も本当は狙ったところに打ちたい・・・というか、100発100中でヘソに入れたいと考えているのですが、これは皆無であると結論付けています。

個体である玉をイメージすると予測が難しいのですが、玉を水に置き換えて全体的な流れをイメージすると、いわゆるチョロ打ちと強め打ちとでは、水が流れる範囲が変わってくるのが予測できると思います。


具体的には、弱く打つと強めで打たないと届かないようなヘソから右の範囲はほとんど行かなかったりする訳です。

しかし一方で弱く打つ分に放水開始位置が下がるので、範囲内の特定の位置に、より多くの水が供給できます。

上の方から流れると裾野が広がり、下の方からの方が裾野が狭くなるからです。

例えば、間に釘がなかったとした玉の放物線で、水平方向の着地点はそれぞれ違いがあります。

実際にはこの間に釘なり役物となる液晶画面があったりするのですが、緑の線の軌道でオレンジの線と同じ着地点になってくる、、、つまり着地点にさほど変わりがないという結論にするには、力学的な視点からみると無理があると思います。

統計学の二項分布の説明で、確率ボールというものであらわされることが多いのですが、パチンコの玉の流れは、この分布の原理と同じようなものがイメージとして前提にあると思われます。

もしこの発射口が少し右にずれているのであれば、そのズレた分だけ右に分布されるというのは予想がつくのではないでしょうか?

回るようになるのか?回らないようになるのか?などどのように回転率が変わるかはさておき、ストロークによって回転率が変わるのか?変わらないのか?の2択であるなら「ストロークによってパチンコの回転率は変わる」と考えるのが穏当であると思います。

ただ「それほどまでには回転率は変わらない」という見解について否定をするまでには至らずで。

しかしその「それほど・・・」がどれぐらいのものなのかが分からないにせよ、ストロークによって回転率が変わる事に違いはないというのが私の答えです。

だからより多く回すことを目的に毎回もがきながら打っているいう訳です。

でもね・・・根幹として「パチンコで勝つ」ってそういうものでしょ?って思っている訳なんです。
だから、負けたくない私にとっては、これ(ストロークや釘調整)こそが重要なことなのです。

ステージ性能に個体差はあるのか?

少し脱線しますが、後々関係する話があるのでパチンコ台ごとのステージ性能についても言及します。

「ステージ性能に個体差がある」と言っているライターの動画を近年観ていて、整理して良く良く考えてみたらステージなりの個体形状に大きな差があるとは考えにくいと思うようになりました。

パチンコ台のステージはアクリル樹脂であると思われますが、同じ機種のアクリル樹脂の部品が台ごとで形状が異なるとは考えにくいのです。

大学で材料力学という素材による跳ね返りや剪断などの勉強をしたのですが、半導体の細かな部品を正確に切るための技術が進歩しているのに、硬度がないアクリル樹脂ぐらいの加工を同じように正確に切れないはずがないと思うからです。

だからライターがステージをみて「このステージは良さそう」とかいうコメントが、とても胡散臭いように見えてきたのです。

品質のばらつきで個体差が仮にあったとしても肉眼で判断出来るハズがないレベルだということです。

ただ、実際にステージに乗ってもチャッカーに入らない傾向にある台というのはあるかと思います。

これについては、そもそもステージの溝にハマるような強さでステージに乗ってこないからということだと考えます。

羽根モノだとこうした現象に近い体感が出来るのですが、泣かせようとストロークを調整すると羽根に寄らなくて、寄せるとハカマに入らないとかいうことになるのです。

同じように、ステージに乗るけど溝にハマらずチャッカーに入らないだったり、ヘソに入るけどステージに乗らないのは、打ち出しの強さや釘による玉の流れの違いよって、チャッカーやスルーや風車など、ポイントとなる箇所の玉の強さや入射角が変化するからだと考えます。

ステージそのものに個体差があるのではなく、釘調整による個体差やストロークでステージに乗る玉筋そのものに違いが生まれるということです。

つまりこの観点からも「ストロークによってパチンコの回転率は変わる」ということです。

てちゅのストロークの考え方

私のストロークの原則の考え方として「125個中125個入れたい」がベースでありこれが理想です。

だから、釘付近の玉の流れがヘソに入らなかったとしても多くの割合でその付近を通過させるというのをイメージしてストロークの調整をしています。

ですから、打ち出しの高低の位置として、上になるほど散らばりやすくなる寄ってこないというのを基本として考えるので、より弱めでヘソ付近に固まるストロークを目指して打っています。

確率ボールの上図でいうと、5段しかないのにさらに上の方を打つと6段になってしまって着地の裾野が広がる、というのが理由になります。

出来るだけヘソ付近に固めたいからこそ低い位置に打ち出す訳で。

とにかく、出来るだけ弱めであることが重要だと考えています。

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てちゅ
てちゅと申します。 30年ほど前に数年の間は専業の羽根プロをやっており、現在は兼業でパチンコを主に生活の足しにしています。ココでは主にパチンコについてを記事にしています。